エアコン2027年問題とは?買い替えが必要な人の条件を解説

お金の自由

こんにちは、mikumoです。

じわじわと暑くなってきて、そろそろエアコンが手放せない季節になってきたよね。

そんなエアコンなんだけど、実は来年から省エネ基準の引き上げによって、安い機種が買えなくなるって知ってた?

エアコンって高い買い物だし、できれば安くすませたい、そう思う人は多いと思う。だからこそ、今のうちにこの「2027年問題」を知っておいてほしくてこの記事を書きました。ぜひ最後まで読んでいってください。


1.エアコンの買い替えは必要?

結論から言うと、今使っているエアコンの状況によっては、買い替えを検討した方がいい。

以下に当てはまる人は要チェックです。

古いエアコンと最新モデルを並べた対比イラスト。古いエアコンは電気代が2倍以上かかることを示している

①使用10年以上のエアコンを使っている

エアコンメーカーが設定している標準使用期間は、基本的に10年

10年を超えると故障リスクが急増するうえに、省エネ性能の差も無視できなくなってくる。

特に15年以上前のエアコンを使っている場合、最新モデルと比較して電気代が2倍以上かかるケースもあるんよね。これって、じわじわ家計を圧迫し続けるわけで、正直かなり痛い。

電気代の請求書を見て驚く女性と、汚れた古いエアコンのイラスト

②旧冷媒(R410A)のエアコンを使っている

これが今回の2027年問題に直結する話なんだけど、古いエアコンに使われている「R410A」という冷媒ガスが、国際条約の規制対象になっていて、2027年以降は流通量が激減する見込みなんです。

もしガス漏れが起きたとき、補充できなかったり、できても高額すぎて修理を諦めるケースも出てくる。

目安は2013年以前に購入したエアコン。室外機や室内機のラベルに「R410A」と書いてあれば対象です。


③修理代が高くつく場合

修理の見積もりが5万円を超えてくるなら、正直新品への買い替えを検討した方がいい。

修理費が本体価格の半分を超えるようなら、もう買い替えのサインと思っていい。

修理費5万円以上と書かれた見積もりを持ち、買い替えを検討してと伝える作業服の男性のイラスト

④エアコンを複数台持っている場合

今まで比較的安価に購入できていた機種が、省エネ基準の引き上げで一気に値上がりする。1台あたりのコストが上がるということは、台数が多ければ多いほど影響がでかくなる。

需要が高まってコスパのいいモデルがなくなる前に、計画的に入れ替えておくのが得策。

建物の壁面に並んだ多数のエアコン室外機。台数が多いほど影響が大きいことを示している

あくまでも一例だけど、これに当てはまるなら買い替えを視野に検討も一つかなと思います。

そして「なんで今なの?」って思う人のために、次でちゃんと説明するね。


2.そもそも、2027年問題って何?

一言で言うと、「安いエアコンが消える問題」と「古いエアコンが直せなくなる問題」が2027年に同時に起きるんです。

2つに分けて説明するね。


①省エネ基準が約15年ぶりに大幅引き上げ

日本には「トップランナー制度」という仕組みがあって、市場で一番省エネ性能が高い製品を基準にして、数年後にはその水準を業界全体に義務付ける、という制度。

なんちゅー制度だよね笑

でね、実はこのエアコンの省エネ基準、約15年間ほぼ据え置きだったんです。

それが2022年に経産省がついに動いて、2027年4月から新基準を適用することを決めたんだって。

背景にあるのは「2050年カーボンニュートラル」。家庭の電力消費の約25〜30%をエアコンが占めているので、ここを何とかしないと目標達成が難しいって判断されたわけ。

この基準を満たすには高性能なコンプレッサーや大型の熱交換器が必要で、当然コストが上がる。結果、今5〜7万円台で売られている格安モデルが市場から消えていきます。

代わりに最低ラインが12〜13万円以上になる可能性がある。つまりは、同じグレードのエアコンが1.5〜2倍の値段になる、ってイメージ。


②旧冷媒(R410A)が国際条約で規制される

もう一つの問題が冷媒の話。

エアコンには冷暖房の熱を運ぶ「冷媒ガス」が使われているんだけど、古いエアコンに多い「R410A」という冷媒、地球温暖化係数(GWP)がCO2の約2,088倍という数値なんよね。

これを何とかしようということで、2016年に「キガリ改正(モントリオール議定書の改正)」という国際条約が結ばれれた。

R410Aのガスが流通しなくなると、古いエアコンのガス漏れ修理ができなくなる・高額化する、という問題が起きてくるわけです。


2つが重なったのが「2027年問題」

内容消費者への影響
省エネ基準の引き上げ2027年4月から新基準スタート安いエアコンが消える・値段が上がる
旧冷媒(R410A)の規制国際条約で削減義務化古いエアコンが修理できなくなる

この2つが偶然ではなく、どちらも気候変動対策の流れを受けて2027年に重なった結果、「エアコン2027年問題」と呼ばれるようになったわけ。

「来年の話でしょ」って思っていると、気づいたときには安いエアコンが消えていた、なんてことになりかねない。だから今知っておくことに意味があるんよね。


3.賃貸に住んでいる人はどうしたらいいの?

これまた賃貸に住んでいる方は、追加で要注意が必要でね、

「賃貸だからエアコンは大家任せでしょ」って思ってない?

実は賃貸のエアコンって、2種類あるんです。


エアコンが「設備」か「残置物」かで全然違う

種類意味故障したときの費用
設備契約書に設備として明記大家(貸主)負担が原則(民法606条)
残置物前の入居者が置いていったもの入居者(借主)負担

まずは契約書を確認してみて。「設備一覧」や「付帯設備」の欄に書いてあるはずです。


「設備」の場合

設備の場合は、民法上、大家には設備の修繕義務があるので、故障したら基本的に大家に請求できる。

ただ、2027年以降にR410A搭載の古いエアコンが壊れたとき、大家が修理しようとしてもガスが手に入らなくて修理できないという事態が起こりうる。

そうなると交換になるんだけど、2027年以降は交換コストも上がっているので、大家が対応を渋るケースもゼロじゃない。

だから今のうちに「エアコンが古い場合、故障時の対応はどうなりますか?」と書面(メールなど)で確認しておくとトラブルが少ないかもしれないね。


「残置物」の場合

残置物は大家に修理義務がない。壊れたら自分で対応が必要。

ただ正直、自分でエアコンを買って設置すると退去時に「原状回復」でもめることがある。買い替えを検討するなら事前に管理会社に相談してから動いてほしい。

とっても面倒な話だけど、賃貸だからこそきちんと知っておかないと、あとあと自分が苦労するからね。


大家が対応してくれない場合は?

民法(2020年改正)では、こんな対応も認められています。

  1. 大家に修繕が必要だと通知した
  2. 相当期間内に対応がなかった
  3. 急迫の事情がある(真夏でエアコンが必要、など)

この条件を満たせば、入居者が自分で修理・購入して費用を後から請求できるんです。

ただし、証拠が残らないと話にならないので、通知は必ずメールや書面でやること。口頭ではダメです。


賃貸の人がやるべきことチェックリスト

□ 契約書でエアコンが「設備」か「残置物」か確認する
□ 室外機のラベルで冷媒が「R410A」か確認する
□ 設備なら → 大家に書面で故障時の対応方針を確認
□ 残置物なら → 買い替えを検討する前に管理会社へ相談
□ 大家が動かない場合 → メールで通知を残してから動く

4.まとめ

改めて、エアコン2027年問題のポイントをまとめるね。

  • 2027年4月から省エネ基準が引き上げられ、格安エアコンが市場から消える
  • 旧冷媒(R410A)の規制で、古いエアコンが修理できなくなるリスクも
  • 同じグレードのエアコンが1.5〜2倍に値上がりする可能性
  • 今使っているエアコンは使用禁止にはならないが、壊れたときのリスクが高まる

「今すぐ買い替えなきゃ!」って焦る必要はないけど、10年以上使っている・R410A搭載・修理費が高い、この条件に当てはまるなら、2027年前に動いておくのが結果的に家計にやさしい選択になると思う。

固定費の見直しって、まとまったお金が動くから後回しにしがちなんだよね。でも先手を打てるかどうかで、数万円単位で差が出てくる。ぜひ参考にしてみてください。

自由を身近に

また次の記事で会いましょう。

この記事を書いた人
mikumo

「自由」を実験中のブロガー、みくもです。家計改善・副業・投資を試しながら、会社に縛られない生き方を模索しています。失敗も全部ネタにしながら、等身大でお届けします。

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