こんにちは、mikumoです。
いきなりですが、みなさんは靴を買うとき、何を基準に選んでますか?
僕は正直、これまで何も考えてませんでした。アウトレットに行って、無難なスニーカーを、安いという理由だけで選ぶ。だって、履けたら別にいいかなって思ってたんだよね。
そんな僕が、先日、一足25,000円の靴を買いました。
しかも夫婦で二足。
自分でもびっくりです。今までの僕なら絶対に選ばなかった買い物。
でもね、この買い物を通して、僕はお金や靴の話を超えて、「人にしかできないこと」について考えることになったんです。今日はその話をさせてください。
きっかけは、娘の「脚が痛い」だった
そもそもの発端は、僕じゃなくて娘でした。
娘が「脚が痛い」って言い始めてね。よく見てみると、どうも姿勢が悪いのが原因だなって思って、これはちゃんとした靴を選んであげたほうがいいかもしれない、ということになったんです。
それで、いつものアウトレットじゃなくて、足を専門に見てくれるお店に行くことにしました。
機械に乗って、足を全部調べてもらった
お店に着くと、まず娘の足を徹底的に調べてくれました。
重心の位置。足の形。正確なサイズ。歩くときに、どこにどう体重がかかっているか。専用の機械に乗って、全部データで見せてくれるんです。
「へえ、こんなに違うんだ」って。今はテクノロジーが進化して、機械が足の情報を読み取って分析してくれるんだなーって思ったよね笑
そうしたら店員さんが、「お父さんも見てみますか?」と。
せっかくなので、僕も測ってもらいました。ついでに、昔から腰が痛くなりやすいって話をしたんですよ。そうしたら、僕の足の状態と歩き方を見たうえで、「それなら、この靴が合うと思います」って一足すすめてくれた。
履いてみて、正直、驚いた
で、実際に履いてみたんです。
……全然違う。
歩く感覚がまず違うし、なにより腰がすごく楽。え、靴でこんなに変わるの?って、声に出ちまいましたよ。
隣で妻も履いてたんですが、まったく同じ反応。二人で顔を見合わせて「これはすごい」ってなったんですよ。

今まで「靴なんてどれも一緒」って思ってた自分が、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)
娘が、すすめられた靴を気に入らなかった
ここで、ひとつ小さな出来事がありました。
店員さんは、娘の足に一番いい靴をちゃんと見繕ってくれたんです。プロの目で選んだ、まさに「正解」の一足。
でも、娘が気に入らなかった。
子どもって、正直ですよね。どんなに体にいい靴でも、デザインが好みじゃないと「これ、いや」ってなる。
そこで店員さんがどうしたか。
「じゃあ、この気に入った靴の中に、インソールを入れてみましょうか」
そう言って、娘が気に入った靴に合わせて、その場でインソールをオーダーメイドしてくれたんです。

正解を押し付けるんじゃなくて、娘の「これがいい」という気持ちを尊重したうえで、体にもいい落とし所を見つけてくれた。
僕は、これが本当にありがたかった。
25,000円は、高い。でも——
会計のとき、一足25,000円と聞いて、やっぱり「高いな」とは思いましたよ。正直に言うと。
でもね、ふと感じたんです。
毎日使うもので、体が楽になるんだったら、むしろ安いんじゃないか?って。
靴って、ほぼ毎日履くじゃないですか。その靴で腰の痛みが減るなら、一日あたりで考えたら、コーヒー一杯より安いかもしれない。
しかも、それだけじゃないんですよ。
今回、前回の測定と合わせて、3時間くらい時間を使ってもらいました。足の測定、相談、靴の取り寄せ、インソールのオーダー。
僕は仕事柄、時間には単価がかかるって考える癖があるんですが、あの店員さんの3時間を時給に換算したら、安く見積もっても6,000円はくだらない。専門的な技術もある。
でも、それって請求されないんですよね。
「靴屋なんだから当たり前でしょ」って思う人もいるかもしれない。でも僕は、その手間と技術と、なにより親切さを含めて、「本当にいい買い物をしたな」「いいお店に出会えたな」って、心から思ったんです。
で、ここからが本題です
いい買い物をした帰り道。
僕は、あることを考えていました。
最近、AI、AIって言われますよね。僕もブログでAI活用の記事を書くくらいには、AIを使い倒してます。わからないことも、相談事も、事務作業も、AIにお願いできる時代。本当に便利です。
でもね。
今日僕が体験したことは、AIにはできないなって、はっきり思ったんですよ。
AIができることは、あくまでデータの話、統計の話です。「あなたの足にはこの靴が最適です」——それはAIにも出せる。
でも、娘が正解の靴を気に入らなかったとき、その気持ちを汲んで妥協案を出す。あれは、データじゃできない。
AIなら、たぶん「正解の靴」をもう一度すすめてくるだけです。だってそれが最適解だから。でもあの店員さんは、目の前の子どもの心を見ていた。
相手の立場になって考える。

心や感情に配慮しながら、状況を見て判断する。
これって、人にしかできないことなんじゃないかって、僕は思ったんです。
ブログも、動画も、たぶん同じ
そして、これはブログの執筮や動画の作成も同じだなって。
AIだけで作られた文章や動画って、どこか味気ないと感じることがあるんですよね。文法は正しいし、情報も整ってる。でも、なんというか……心が乗ってない。
たぶん、そこに「相手の立場に立って考える」という一手間がないからだと思うんです。
僕がこのブログで、下手でも自分の体験や失敗を書き続けているのは、それが理由なのかもしれません。誰かの役に立ちたい、共感してほしい——そういう気持ちは、AIには代わりに込められないから。
おわりに
靴を買った帰り、家族全員が寝静まっている中、僕は一人、運転しながらこんなことを考えていました。

AIはこれからもっと賢くなる。便利になる。それは間違いない。
でも、だからこそ。
「相手の立場になって考える」っていう、人にしかできないことの価値は、これからむしろ上がっていくんじゃないか。
そんなことを思った、25,000円の夜でした。
いい靴と、いいお店と、いい気づきをもらえた。
うん、やっぱりいい買い物だったな。
自由を身近に
また次の記事で会いましょう。

